ブラックリストの基礎知識
★ そもそもブラックリストって何?
ブラックリストとは単なる「俗称」であり、実際にはブラックリストと呼ばれるものは存在しません。皆さんが勝手にブラックリストと呼んでいるだけに過ぎません。皆さんがブラックと呼んでいるものは、正確には、業者からお金を借りたりクレジットを組んだときに、「契約不履行」や「長期延滞」や「法的整理」などをして、いわゆる「事故」として扱われ、それが加盟している信用情報機関に「事故情報」として記載されていることを指します。

みんなブラック、ブラックって気にしすぎです。
いいじゃないですか、ブラックの1つや2つ付いたって。本気で借金を減らしたいのなら、そのくらいの大らかさが必要ですよ。
★ 信用情報機関ってどんな所なの?
主要なところでは5−6箇所あります。
大抵の金融機関、貸金業者、クレジットカード会社、信販会社、リース会社は、上記のいずれかに加盟しています。(モグリの無登録業者や個人の金貸しなどはこれに加盟していません。また意外に知られていませんが、金融と無関係の一般企業もこれには加盟していません。 加盟していない業者はこれらの情報を見ることができません。したがって、誰でも自分の個人信用情報が見れると思ったら大間違いです。)

尚、あなたが使っているカード会社が上記のどの信用情報機関に加盟しているのかを知りたければ、カード借入申し込み書をどこかで調達してきて、その裏面を見てみるといいでしょう。 カード申込書の裏には「弊社があなたの個人情報を信用情報機関に登録・照会することを許可する」 って承諾書が書かれています。そう、あなたはカードを作るときに、ちゃんと信用情報機関への登録を許可していたのです。そして、どの信用情報機関に登録を許可したのかも、そこに書かれているはずです。 たとえば、日本○販NIC○SカードだったらCICとCCBとか、三井○友VISAカードだったら全国銀行協会とCICとか・・・。
★ 何をやったらブラックに登録されるの?
一般的には「長期延滞」と「債務整理(「弁護士介入による任意整理、調停、民事再生、自己破産)」です。 あと、延滞していなくても、利息制限法引き直しによる過払い金返還請求などでもブラック登録される場合があります。 ハッキリ言って、いつ、どういう基準で事故情報に登録するかは、その会社の裁量によってかなりバラツキがあります。 6ヶ月以上延滞しても事故情報が載らない場合もありますし、特定調停や過払い金返還請求訴訟を起こしても載らない場合もあります。逆に、調停でコツコツ返している間は事故情報を載せず、完済寸前になってから載せるようなイジワルな業者もあります。 気になるようでしたら自分で調べてみて、内容に不服があれば苦情を言いましょう。逆恨みはいけませんが、泣き寝入りもいけません。
★ 自分がブラックかどうかは、自分で調べられるの?
はい。簡単に調べられます。どの信用情報機関も、あなた個人の信用情報は、あなた自身が身分証明書とハンコを用意して開示請求すれば、ちゃんと全部開示してくれます。詳しくは信用情報機関各社に問い合わせてみてください。 (逆に、あなた以外の人が勝手にあなたの信用情報を見ることはできません。ご安心を。)
★ ブラックになると、どういう制裁を受けるの?
長期延滞の場合は5年、調停や任意整理や裁判和解の場合は5年、官報に載るような債務整理(自己破産と個人再生手続きですね)は5年〜7年〜10年、事故情報が残ります。その間は、クレジットカードを作ろうとすると審査に引っかかって作れません。銀行のローンの審査も引っかかって組めません。
また、少数ではありますが、賃貸住宅の不動産屋さんで決済時に信販会社を利用しているところ(エイ○ルやミニ○ニなどの大手チェーン店に多い)では、賃貸住宅の申し込みで引っかかることがあります。そのくらいかな。 
あ、あと、銀行に勤めている方は、銀行内部でコッソリと社員の信用情報チェックをしている場合があり、クビにはなりませんが(労働基準法があるからね)、お金を扱わない部署に配属移動されるかも。 それ以上の社会的制裁はありません。会社をクビになることも、就職が不利になることもありません。とにかく借金がしにくくなるだけ。
★ ブラックになると(具体的に)何が不便なの?
  • クルマのローンが組めない − ハイ。たぶん5年間は組めないでしょう。但し連帯保証人をつけるとか、頭金の割合が多いとか、メーカー直系のローンとかで、いろいろ例外はあります。 しかしどっちにしても、一度金融事故を起こしたような人が、また懲りずに高額の自動車ローンなど組むべきではありません。 安い中古車を現金で買うとか、自己破産などで借金をサッサと整理して返済負担をなくして貯金に励むとか、自分の体質を見直すほうが賢明でしょう。 このサイトでいろいろ勉強してください。
  • 家のローンが組めない − 同上。 まず頭金をためることが先決です。頭金を貯めているうちにアッという間に5年が過ぎ、その頃には住宅ローンが組めるようになっていることでしょう。(笑)
  • 教育ローンが組めない − これは切実です。でも、組めないなら組めないで何とかなるものです。 一番いいのは奨学金でしょう。2番目にいいのは学校への直談判。これが意外と効きます。3番目にいのは子供さん自身にも働いてもらうことですが、なかなかそうも言っていられないでしょうね。(私の場合は塾や予備校へ行かずに、アルバイトしながらZ会の通信教育で受験勉強してました。大学入学時は親のスネをかじりました。大学3年以降はアルバイトで学費を稼ぎました。これがまたいい勉強になりました・・・)  4番目にいいのは、借金返済をさしおいても貯金する知恵をつけること。いわゆる債務整理ですね。そっちのほうが、ブラックに怯えて自転車操業を続けるよりもずっと楽になれます。 あとは助成金や福祉関係をじっくり研究することですね。 お子様に「親の借金のために大学へ行けない」と言わせないように! 子供の人生は子供が主導権を持って切り開くのだ!
  • 海外出張や海外旅行で不便 − 意外と不便ではありません。 チケット予約は現金でOK。ホテル予約はネットか電話でOK。ホテルチェックインは前金かパスポート提示でOK。レンタカーは同行者のカードを使わせてもらえばいいじゃないですか。 私はブラックになってからも5−6回ほど海外出張しましたが、こんな調子でいつも楽勝でした。 郵便貯金の預金を海外のATMで引き出すこともできるし、デビットカードも使えるしね。
  • 独立起業したいのに融資が受けられない − 意外となんとかなります。その金融機関に踏み倒したことがなければ、あとは事業計画の内容次第です。 「ブラックで融資が受けられないから起業できない」というのは言い訳でしょう。 本当に優れた事業計画があれば、周囲に協力者もいるでしょうし。
  • 買い物で不便 − たしかに不便と感じるかもしれませんが、現金で我慢しましょう。そもそもアナタは、カードやローンに頼りすぎではありませんか? そのために、収入よりも支出のほうが多い体質になっていませんか? 現金で買い物していると、そのへんのことがよく見えてきて、かえって快適になりますよ。
  • ネット通販ができない − やや不便。でも、国内で通販するなら代引き(着払い)でできるはず。海外からの通販だったら郵便局からの外貨送金が安くて確実ですね。 そんなわけで、これも慣れればどうってことはありません。
  • 自動引き落としができない − カードの自動引き落としをやめればいいのです。 ネットのプロバイダも、A○Lなどごく一部を除き、どこでも銀行引き落としに応じてくれます。
・・・というわけで、決定的に不自由な点は、ハッキリ言ってありません! ブラック歴5年の私が言うのだから間違いありません。 むしろ、お金の動きが見えやすいとか、月々の支払いや強迫観念にとらわれなくて済むとか、無闇にお金を使い過ぎなくなるという「メリット」のほうが大きいです。人間、そう強い生き物ではありません。カードが目の前にあると、どうしてもカードを使ってしまいます。それを半強制的に制御するためにも、ブラックになることは大変良いことだと思います。ブラック万歳!!
★ ブラックは職場や家族や近所に知られるか?
ブラックは職場や家族や近所に知られるか?知られません。少なくとも、貸金業者や信用情報機関が家族も含む第三者にベラベラ喋るようなことはありません。(そんなことしたら業務停止など厳しい制裁を受けますからね) もしバレるとしたら、それは自分でうっかり喋っちゃったとか(これが最も多い)、長期延滞でサラ金から毎日のように電話がかかってきて周囲の人にうすうす勘付かれたとか、全国銀行協会から届く「信用情報に登録します」という親展ハガキが家族にめくられて見られてしまったとか、そのような原因によるものだと思います。
★ ブラックは何年で消えるか?
だいたい「最後に登録されてから5年」です。破産や個人再生のときは7〜10年に延びることもあります。消費者金融系で特定調停などの完済型債務整理をとった場合は「完済後1年」の場合が多いようです。
★ ブラックにならない方法は?
ひたすら契約どおりに返すしかありません(笑)。 尚、1ヶ月以内の延滞ではほとんど事故情報がつかないようです。目安としては、数ヶ月遅れて「一括請求通知」が来るようになったら要注意かな。
★ ブラックを消す方法はあるか?
内容に間違いがあれば強く申し出ることができます。また、返済時にいろいろ交渉して、交渉材料のひとつとして「事故情報を載せないでほしい」と言う事は不可能ではありません。(注:あくまで可能性はある、という程度です) 尚、モグリの業者で「XX万円でブラックを消してやる」というところがありますが、こんなの絶対に信用しないように。
★ ブラックリストに対してホワイトリストってのはあるの?
一応あります(笑)。 これも俗称ですが。 「事故」=ブラックであるのに対して、「事故ではないが、あれもこれも沢山借りている」というのを、内部でホワイトと呼んで、住宅ローン等の審査基準にしているところもあります。また、全くカードを申し込んだことがなくて、信用情報に何も載っていない人もホワイトと呼びます。 
真っ白なホワイトは一見良いように思えますが、いい歳して信用情報が何一つ載っていないのはかえtって不自然に見られることが多く、虚偽の名前や生年月日を使っているんじゃないかと疑われてかえって審査に通らないこともあります。
ほどほどにカードを使い、きちっと実績を積んで、良好なクレジットヒストリーを築き上げた人が最も信用があるのです。
★ 携帯電話のブラックについて
携帯の通話料金が長期延滞になると、電話会社系の信用情報機関に登録され、他社で携帯電話を契約することもなかなかできなくなります。しかしこれは金融機関系のブラックとは違い、完済しさえすればスグに綺麗な情報に戻ります。 そのまま踏み倒した場合はやはり5年前後記録が残りますが・・・。
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