オオクワガタ飼育のメリットはまず趣味の点からすると、男性(男の子)なら誰でもあこがれる「かっこよさ」にあります。ひと頃は黒いダイヤともてはやされ、一匹何十万もしたクワガタバブルという時代もありましたが、それはさておき純粋に飼育の楽しさが味わえるものです。
自然では滅多にお目にかかれない希少価値がある反面 、飼育の容易さと誰でも大きなサイズを作出できるという 醍醐味が何といっても人気の秘訣です。特に昨今は
飼育用品の開発と相まって飼育方法が画一化され、初心者の方でも簡単に7センチ以上(♂の場合)の個体を孵すことが可能になりました。菌糸瓶という人工的に作られたキノコ菌を廻して出来るエサ瓶の開発が大きな要因です。その瓶に孵化した幼虫を入れ、2.3ヶ月に1回瓶交換をするだけで何匹もの個体の同時飼育が可能で、それほど場所もとりません。また、金魚などと違って水を使わない
事が阪神大震災後に特に普及した理由のひとつです。

国産の虫に関しては4月から6月にかけて一斉に蛹から親になります。従って飼育期間は前年の夏から翌年の 春までで、その間3回くらい瓶代がかかりますから、幼虫1匹につき経費が約1000円。成虫になった親虫の売価が約1500円で、一匹あたり利益500円としたら
100匹位飼ったとして(ご家庭で充分飼える数です)5万円くらいの利益でしょうか。これはあくまでも国産のオオクワガタに限ったサイドビジネスとしての試算です。死ぬ確率も勿論考慮しなければなりませんが、経験上飼育の簡単な種ですから、8〜9割の歩留まりは大丈夫でしょう。
ただ初心者の方は種の見極めが大切です。いざ売るときに違う種であまり売れなかったというのでは泣くに泣けませんから、信頼の出来る専門家の指導が最初は必要です。細かい話をすれば、育てる産地やクワガタの種類により価値や利益が大きく変わってくることなどを理解してから取り組む必要があります。
尚余談ですが、最近都心の街頭でスマトラ沖地震などを名売った募金活動の悪質詐欺が横行しております。 某テレビ局の調査によると、その首謀者は逆にオオクワ
ビジネスに失敗して億の借金を抱え、その返済の為に善意の募金をネコババしているとんでもない奴です。 私に言わせれば虫への理解のない奴がむやみに海外から大量に売れない種を仕入れるといったリスクをおかすとこのような結果になるのでしょうが、相場の通ったリスクのない種(国産オオクワなど)を地道にやっていけば、手間がかからず安全な小銭稼ぎの方法であることは間違いないと思います。とは言え、その販売先など疑問点は
多いと思います。ご興味のある方は別途アドバイス をさせて頂きますのでinfo@pigtree.co.jp宛ご連絡下さい。