ブラックにやさしい教育ローン
〜 親がブラックでも、子供は大学へ行けます!! 〜
■ まずはじめにお断りしておきますが、ブラックのままでも借りれる教育「ローン」というのは、まずないと思ったほうがいいでしょう。但し、ローンでなければ道は沢山あります。たとえば、

(1) 地元市役所や福祉事務所にある教育資金。 各自治体によってかなり異なりますが、中には「社会福祉協議会」のように、無利息で学費や定期代や制服代などを貸してくれる(卒業後に返せばいい)ところもあります。 これらはブラックであるかどうかは関係ありません。(理由は簡単。 信用情報機関に加盟していないし、個人信用情報を見ますよともどこにも書かれていませんからね)

(2) 受験費用(併願の方は20−30万円かかることもザラですよね)がどうしても捻出できない方は、福祉事務所や市役所の福祉課に、小口のフリーローンのようなもの(応急小口資金などと呼ばれている)があります。 多少条件がつきますが、ブラックかどうかは全く関係ありません。利息はつかない場合が多いです。貸付金額は20万円前後のところが多いようです。

(3) その他、生命保険の貸付制度など。

(4) ちなみに、国民生活金融公庫や、全国の銀行や信金や、信販会社などの教育ローンは、申込人(親)の信用情報にキズがついていると、まず借りることができません。 それどころか、ブラックでなくても、消費者金融から多数借りて延滞せずに真面目に返している状態(いわゆるホワイトだけど多重債務な状態) であっても融資は受けられないと思います。 (但しよほど強力な連帯保証人がつけば別ですが・・・) 

■ 現在ブラックの方で、お子さんをどうしても私立高校や大学に進学させたい方は、できれば何よりも 「借りないで済ます」か、あるいは 「奨学金」 を考えるべきでしょう。 たとえば、

(A) 奨学金。 成績が良ければ豊富に選べると思います。 また、成績が悪くても、家庭の事情などによって受けられるものもあります。 奨学金の種類は日本育英会から新聞奨学生まで、実に多種多様です。 まずは行きたい学校の授業料を扱っている部署へ相談に行ってみましょう。親切に聞いてくれるはずです。恥ずかしがらずに、「うちは貧乏で、ローンも組めなくて、でもどうしてもこの学校に行きたいんです!」 と、熱く語ってみましょう。 それでもダメなら、インターネットで「奨学金」というキーワードで検索してみるといいでしょう。 いろいろワンサカ出てくるはずです。 

(B) 学校へ直談判。 授業料は何も一括で払わねばならないものではありません。一括が苦しければ分納もできるはずです。それも、規則で定められた分納だけとは限りません。少し延ばしてもらったり、少し小分けしてもらったりすることも可能だと思います。 また、入学金についても、期日までに用意できなくても諦めないでください。 どうしてもその学校へ行きたければ、「すみません、お金がなくて入学金を用意するのにもうちょっと時間がかかりそうなんですが、少し待っていただくことはできないでしょうか?もし待って頂けるのなら、いつが最終期限でしょうか?」 とぶつけてみましょう。

(C) カネを貯める。 「何をバカなこと言ってんだ。ブラックや多重債務者が貯金なんかできるわけないだろ!」と言われそうですが、真面目に言います。カネを貯めましょう。大丈夫。その気になればお子さん1人分の私大の学費分ぐらい貯められます。 一例をあげれば、お子さんが受験を控える前に、とっとと自己破産してしまうのです。 自己破産して借金が免責(チャラ)になれば、その後は返済のことを考えずに堂々と貯金できます。 その過程でマイホームや会社などを失ってしまうかもしれませんが、別にいいじゃないですか。 家や会社はいつでも再建できますが、お子さんの進学のチャンスはそうありませんよ。 それに、後生大事にしていた自宅や会社だって、子供の進学費用も出せないぐらいに足を引っ張る原因になっていたとしたら、そんなものは思い切って切り捨ててゼロからやり直すほうがいいかもしれません。(尚、サラリーマンの方は安心してください。自己破産を理由に会社をクビにするのは労働基準法に触れますので、自己破産してもクビになることはまずありません。まあ左遷ぐらいはあるかもしれませんが・・・)

(D) その他 (2006年7月27日UP)

 ・ 親を事故や病気等で亡くしてしまったお子さんには、「あしなが育英会」 があります。

 ・ 日本最大の奨学金機関「日本育英会」は、現在は「日本学生支援機構」と改名しました。ここも種類が豊富です。親の申告所得が高いからダメだとか、成績が低いからダメだとか、海外留学だからダメだとか、そういうことはありません。調べてみてください。

 ・ ロースクールや私大医学部なども、可能性は十分あります。それぞれの学校単位で、奨学金の種類を豊富に選べます。 考えてみてください。こういった所を目指す学生は、金のタマゴです。 金のタマゴを育てたがっているスポンサーは少なくありませんし、貸すほうも、そこらへんのバカ学生に貸すよりはずっと回収見込みが高いと考えるでしょう。 

■私の体験談 (あまり参考にならないかもしれませんが・・・)

私は198X年に都立高校を出て、1浪して私立C大学に入学しました。

当時、私の実家はさほど苦しい状態ではありませんでしたが、まあ、いろいろありまして、高校3年までは一度も予備校に行かず、成績は下の下で、勉強も嫌いで、遊んでばかりいて、一応受験はしたものの、当然のごとく全部落ちました。 そして浪人することになったわけですが、気持ち的には中途半端で、いっそのこと早めに働きに出たいという気持ちも多少あったりして、煮え切らないまま新聞配達の朝夕刊のバイト(配達のみで月給10万円前後)をはじめました。 同時に、Z会の通信添削もなんとなく始めました(安かったので自分のバイト料で)。この頃の私の偏差値は、30くらいしかありませんでした。

浪人して3ヶ月ぐらい経った198X年の6月頃からでしょうか、ある極めて単純なキッカケで、無性に大学に行きたくなり、溜まっていたZ会の通信添削問題を、辞書を引きながら満点解答めざして解きまくりました。時間がないので国立大学は諦め、2〜3科目受験の私立文系を目指すことにしました。目標が定まってからは1日平均10時間ぐらい勉強しました。Z会以外では、評判の良い参考書や問題集を何冊かに絞り込み、それを図書館の自習室で読み&解きを繰り返しました。 自宅よりも図書館のほうが気が散らないので、なるべく一日中図書館にいるように心がけてペースを崩さないようにしました。

そうしているうちに、10月頃から急激に成績が上がり、たまに受けに行く代ゼミなどの模試で、偏差値45、50、60、65と上がっていきました。 こうなると勉強するのが楽しく、達成感を味わいながら、さらに集中して独学に励むことができました。 12月頃には英語と小論文の模試で全国ランキング入りしました。Z会の添削でも英語と国語と小論文で何度か上位ランキング入りできるようになりました。

翌年2月の入試本番ではかなり強気に出て、第一希望を早慶上智に置いて、スベリ止めに中央や法政を受けるという無謀なプランを立てました。(高校時代の先生にその話をしに行ったら笑われました) 結果、スベリ止めに引っかかり、晴れてC大に入学したわけです。 このとき私は生意気にも「不本意な結果だ〜」と嘆き悲しみましたが、周囲からは「あのオバカな猫次郎が大学に合格したんだって!?」とビックリされました。(苦笑)

このとき、第一希望の早稲田には落ちたのですが、早稲田は受験前に申請できる奨学金というのがあり、私も試しに申請してみたところ、なんと、これにすんなりパスしてしまいました。(肝心の受験には落ちてしまったのですが・・・) もし合格していれば、授業料は親に頼らず自分で卒業後に返すことができたのです。そんな経済的な安心感もあって、心置きなく受験に専念できたのを憶えています。

C大学のほうも、授業料を3期に分けて分納できたり、豊富な奨学金制度があったりして、同級生の中にもこれを受けている人が大勢いました。 が、私は入学してからさらにバカになり、結局授業料もほとんど親に出してもらって、親のスネをかじったまま勉強も全くせず過ごすことになるのですが・・・(苦笑)

以上、あまり参考にならないかもしれませんが、このように、あまりカネをかけないでも私大まで行けることをことだけでも知って頂けたら幸いです。

■注意事項追加(重要!)  奨学金は必ず返せ! 2006年7月27日更新
奨学金はきちんと返しましょう。 極端な話、サラ金の多重債務は返せなくても、奨学金だけは返しましょうよ。

ゼロに近い金利で、あなたを育てるつもりで貸してくれたんですよ。

返済プランだってゆるめに設定されているはず。

そして何よりも、奨学金の財源は限られているんだから、あなたが返さないと、これから奨学金を必要としている若い学生さんにお金が回らなくなる恐れがあるんですよ。

「返せない」と「返さない」は意味がまるで違います。「返せない」のは時と場合によっては仕方ないことですが、最近の新聞記事によれば、育英会の奨学金を「返さない」人が過去最大級に増えているそうです。 この中には「返せない」人もいるのでしょうけど、甘えて「返さない」人も結構いるようです。 いけませんよ!

「高利に追われているから返せない」とか「他の借金が山のようにあるから返せない」というのもダメです。高利で商売で貸しているものよりも、低利で善意で貸してくれているほうを優先してください。

■重要事項追加(これも重要!)  
貧乏でも多重債務でも、子供を学校に行かせろ!
 2006年7月27日更新
「うちは借金が多いから、おまえを学校に行かせられないんだよ・・・」 という親がいる。

この考えは、改めたほうがよい。

親子の負の連鎖を断ち切るためにも、子には子の人生を、子供自身で切り拓いてほしい。

親が倒産経験者でも多重債務者でもブラックでも、親の経済状態に左右されずに、奨学金や福祉資金などで好きな大学まで進学する方法はいくらでもある。 生活だってアルバイトで何とかなる。 住居だって下宿の必要があれば学生寮や住み込みのバイトがある。 そういうことを子供が自分自身で考えるのも教育のうちだ。 親はそれを遮ってはいけない。

たくましい子になると、育英会で奨学金をもらって、なおかつ国立大学で学費免除になって(国立は免除になる道が結構広い)、なおかつ家賃5000円の学生寮に住んで、なおかつアルバイトもしっかりして、卒業する頃には貯金がたっぷり貯まって、しかも一流企業に就職できて、数年後には親を楽にさせることができたなんていうケースもある。

* ブログでも、「貧乏だからこそ学校へ行こう」というカテゴリーを作って時々更新していますので、たまに覗いてみてください。
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