小さな会社の経営者が本気で再生しようとしたら、表題のとおり、「自分はバカである!」 と自覚するこから始めたほうが良いと思います。
バカといっても、必ずしも社長さん個人がバカというわけではありません。私が言いたいのは、経営者個人がどうのこうのと言うよりも、「組織として」、あるいは「経営陣として」、大きな会社よりもだいぶ劣っているということです。 生き物に例えれば、大企業はニンゲンのような頭脳と手足が独立した高度な生物で、零細企業は頭と手足がほとんど一体化しているタコのようなものといえるかもしれません。(ちょっと例えが悪いかな?)
もう少し具体的に言うと、大企業の経営者は、一人であまり考え込まなくても、経営「陣」として、優秀なブレーン達と一緒に問題解決にあたることができます。財務に強い役員と営業に強い役員と法務に強い顧問が一緒になって、ひとつの経営陣として、大組織の頭脳として指揮することができます。 複数の優秀な頭が一体化していますから、アンテナの感度もビンビンです。どんな問題に直面していても、あらゆる方面から解決のための情報が入ってきます。
これに対して、組織が小さくなればなるほど、経営者はワンマンプレーを余儀なくされます。一人で何役もこなさなければなりません。 技術屋さん出身の社長さんでも、苦手な営業のことや財務のことなどを考えなければなりません。困ったことが起きても、優秀なブレーン達と一緒に解決に当たることなんてできません。周りにブレーンがいないから、情報も自分で率先して収集しなければ入ってきません。そういう努力をしなければどんどん取り残されます。 しかし、いくら努力しても、やれることには限界があります。 厳しいですが、これが現実です。
両者の能力の差は歴然としています。
自由競争の中で、ワンマンプレーの零細企業経営者というのは、初めからこのようにして、逆境に立たされているのです。 大企業のような感覚で、大企業と同じ土俵で競争しようとしても、勝てるわけがありません。
生き残ろうとしたら、まずは自分の置かれている状況を自覚することです。(例: 自分はニンゲンではなく、タコなのだ。今はタコとしての道を極めつつ、少しずつ進化していって、いつかニンゲン対抗できるくらいになろう。 とか・・・)
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