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他人にも相談できず、家族だけでひたすら悩む ここで当時の私(我が家)の借金状況を整理してみよう。 (マチ金から借りまくっていたこの頃がピークである。) |
●私個人名義の借金 1 A銀行 50万円 2 銀行系・B社カード 80万円 3 信販系・C社カード 100万円 4 信販系・D社カード 50万円 5 信販系・E社カード 50万円 6 流通系・F社カード 50万円 7 消費者金融・G社 90万円 8 消費者金融・H社 90万円 9 消費者金融・I社 70万円 10 消費者金融・J社 50万円 11 消費者金融・L社 50万円 12 消費者金融・M社 50万円 ----------------------------- 計12社 790万円 |
●父と母の個人名義の借金 1 銀行系・Aカード 200万円 2 銀行系・Bカード 100万円 3 銀行系・Cカード 100万円 4 信販系・Dカード 100万円 5 信販系・Eカード 50万円 6 信販系・Fカード 50万円 7 流通系・Gカード 50万円 8 流通系・Hカード 50万円 9 消費者金融・I社 50万円 10 消費者金融・J社 50万円 11 消費者金融・K社 100万円 12 消費者金融・L社 50万円 ----------------------------- 計12社 950万円 |
●会社名義の借金 (銀行・大手ノンバンク) 1 銀行・A社 500万円 2 商工ローン・B社 2500万円 3 商工ローン・C社 1400万円 4 商工ローン・D社 600万円 ----------------------------- 計4社 5000万円 |
●マチ金(違法金利)の借金 (会社名義) 1 浅草・A社 100万円 2 上野・B社 50万円 3 神田・C社 150万円 4 新橋・D社 200万円 5 池袋・E社 150万円 6 新宿・F社 50万円 ----------------------------- 計6社 700万円 |
合計34社(約)7440万円 書いているうちに気持ち悪くなってしまった。 くりかえしになるが、これは、決して浪費や無駄遣いでこしらえたものではない。 たった1000万円の事業赤字と毎月のちょっとした経費(借金返済や生活費含む)の不足をうめ合せるために借り始めたのが、たった4年かそこらのうちに、こんなに膨れてしまったのである。 破産は絶対にしたくない。 連帯保証人になってくれた人物にも絶対迷惑をかけたくない。 しかし、もう街金さえもほとんど相手にしてくれない。 これ以上どこからもお金を工面する手だてがない。 今更弁護士に相談しようにも、相談費用もない。 仮に相談費用があっても破産をすすめられるのは目に見えている。 残る方法をいろいろ考えてみた。 たとえば、
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思い切って人に相談、と同時にあちこちから情報収集 毎日高利の返済に追われ、資金繰りに行き詰まっている一方で、本業の収益は徐々に上がりつつあった。例の「突拍子も無い新商品」が、だんだん売れてきたのである。大きな商談もよく入ってきて、そのうちの一部はうまく成立したりして、本業の面では将来の希望が見えてきた。 しかし現在の雪だるま式に膨れあがる借金を解決できるほどには未だ成長していなかった。事業をなしとげるためにも、何とか今ふんばって、会社を存続させたい。しかしどうしても方法が見つからなかった。 あまりにもみっともない借金であるため、友人にも親戚にも相談できなかった。 そんなある日、私はふと思い立って、公的な借金相談機関に片っ端から電話で相談してみようと思った。 どこに何軒電話したか覚えていない。ネットや本でどんな機関があるか調べ、関東財務局から都庁、市役所、クレサラ相談センター等、思いつく限りのすべての機関に電話してみた。 対応はまちまちだった。一番よく言われたのが「弁護士に相談するのが一番」とか「破産したほうが早く再起できる」ということだった。 だが、中には私にとって非常に新鮮な回答をしてくれるところがあった。 「敵をよく知れば、打開策が見えてくる」とか、 「利息制限法に再計算すると、借金が大幅に減ることがある」とか、 「強制執行には時間がかかる」とか、 「法的手続きに入っている間は督促は来ない」とか、 「不渡りになっても意外に失うものは少ない」とかいう、私を元気づけてくれる言葉だった。 私はすぐに、それらの言葉の裏づけを求め、数日間の間にとことん研究した。 都心の大きな本屋で倒産・借金整理・商工ローン・サラ金・闇金関係の本をとことん読みまくり、良さそうな本は片っ端から買い、霞ヶ関の弁護士無料相談(1時間)に行き、ついでにその足で裁判所に入り相談し、夜中にはネット検索で多重債務・借金・サラ金・マチ金・トイチ・倒産・不渡り・借り替え・など、考えられるすべてのキーワードで時間の許すかぎり検索した。 また、恥をしのんで、知人で過去に破産・倒産したことのある人物数名に、現状を打ち明け相談した。 そして、おぼろげながら解決の糸口が見えてきた。 |
そして、今までとは全く違う対策が見えてきた 私がまず真っ先に解決しなければならない問題は、わずか数ヶ月のうちに数倍にも膨れあがった違法のマチ金業者からの借入れ6件だった。 なにしろ各社10-20日おきに、手形の書き換えやジャンプのために訪問しなければならず、それが6社もあったので、平均2-3日に1回ぐらいはどこかの街金へ手形帳と利息分の現金数十万円を持っていかなければならないという異常事態だったので、これを真っ先に何とかしなければ何もかも失ってしまう。 そこで、まずはマチ金対策に焦点を絞ることにした。他の借金は後回しだ。 利息の支払いが遅れると、預けてある手形が銀行に回ってしまい不渡りになるのだが、もう利払いの資金さえも調達できなくなってきているので、事態は一刻を争う。 1週間以内に勝負だ。 私が考えた「マチ金対策」は、
しかし、マチ金との戦いはそう簡単にはいかなかった。全体的な戦略の詰めが甘かった。 結果的にどうにか切り抜けることができたのだが、そこにたどり着くまでに大変な苦労と恐怖を味わされた。 |
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